2010年5月10日月曜日

アクセス解析の役割・意義

アクセス解析の役割は、「定点観測」、「事実の発見」、
「仮説の発見」、「施策の検証」の4つ挙げられる。


1.定点観測
KGIやKPIを定めて、定期的に問題の発生や
目標に対しての達成度をベンチマークすること。

2.事実の発見
訪問回数、売上、ページごとの直帰率、顧客平均購入回数など
事実を示すデータを把握すること。

3.仮説の発見
「2」で発見された事実に対し、こうすればCVRが上がるのではないか?
直帰率が下がるのではないか?顧客単価を上げられるのではないか?
などといった改善につなげるための仮説を作成すること。

4.施策の検証
仮説を基に施策を展開して実施前後の比較をしたり、
A/Bテスト(Split Run Test)によって
施策の効果を検証したりすることを指す。

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なぜアクセス解析が必要?
ECサイトの場合、売上、利益(KGI)は
購買履歴データを見れば分かる。

しかし、アクセス解析でも同じ指標を取得し、定点観測すべき。
購入履歴データからは、誰が何をいくと購入したのかは分かっても、

・どのようなきっかけでサイトへ来訪したか
・サイト内で、どのように行動した結果、購入に至ったのか
・途中で購入をやめた人がどれくらいいて、なぜ買わなかったのか

などがわからない。
それらがわからないと、次に何をすればよいのか
仮説の発見につながらないのだ。

だからこそ、ECサイトのアクセス解析では、
PV、訪問数などだけでなく、購買データ(商品、販売個数、金額)の取得が重要である。